Windows10とLinuxOSを共存させる(マルチブート)

2週間に1回は投稿しようと決めていたのに2ヶ月間放置してしまいました笑 今日はタイトルにあるとおりPCにいくつもOSを入れる方法を紹介します。
経緯としては最近ゲームをやらなくなって埃かぶっているほど放置してたゲーミングPCがあるのですが、さすがにもったいないので、このデスクトップPCにLinuxOS入れて会社のタスクやったりプログラミングの勉強したりと有効活用してやろうと思ってやりました。マルチブートは何回か経験があり、すぐ終わると思ってたのですがEFIの設定で時間かかってしまったのでブログに書いておこうと思いました。またマルチブートについてですがあまり多くてもしょうがないので2つか多くても3つをおすすめします。容量が1000GBあるノートPCにもったいないと思ってWindows10, Ubuntu, Kali, Arch, Kubuntuの5つのマルチブートしましたが基本1つしか使わないし、たまにWindows10使うことはあっても他の3つは入れた後ほとんど触ってないです。

「空き領域の確保」

まずWindows10の[設定]画面を開きます。開いたら検索のところに「パーティション…」とつづると「パーティションの作成とフォーマット」という候補が出てくるのでクリックします。
すると現在のパーティション分けされている図が出てくると思います。そこで、使っていない領域もしくは縮小してもいい領域を右クリックして「領域の縮小」をクリックします。するといくつ削るか聞かれると思うので、自分が新しく作りたい領域のGB数×1024の値をそこに埋めてください。スワップ領域も含め最低でも25GBはあった方が良いと思います。
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上の画面のように空き領域が作れていることを確認したら、検索バーに「電源の詳細設定」と検索してクリックしてください。そこにある高速スタートアップ機能をオフにしてください。
以上のことが終わったら再起動してください。

EFIの設定」

電源が落ちたのを確認したら、F2かF12を連打していてください。これは使っているPCによって違うので分かりませんが、たいていF1~F12のどれかを連打していればEFIの設定画面に移れると思います。
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EFIの設定画面を開けたら「Security」タブにある[Secure Boot]をdisableに変更します。次に「Boot」タブに移って[Operateing System Select]をManualに変更します。次に[Fast Boot]をdisableに変更します。次に下の方に[Boot Option#n]と並んでいますが今回はUSBからOSを入れるので[USB Hard Disk]を一番上に持ってきてください。※DVDから入れる人は適宜合わせてください。次にその下にある[CSM]をenableに変更します。
以上のことが終わったら[Exit]タブに移って[Boot Override]にUSB Hard Diskがあることを確認したら保存して終了します。

USBメモリにISOイメージを書き込む」

自分が入れたいディストリビューションのサイトから、PCのアーキテクチャに合わせたISOイメージをダウンロードします。現在は64bitが主流なので、おそらくamd64と書かれたものです。問題はUSBにダウンロードしたISOイメージを書き込むことなのですが、私の知るかぎりではWindowsからだとツールをダウンロードして使うしかありません。でも開発者が把握できてないツールをダウンロードして使用するのはあまりおすすめしません。そこで私は普段からLinuxコマンドでやってしまいます。MacOSでもddコマンドは使えるそうなのでMacが使える環境にある人はターミナルを開いてコマンドでやりましょう。Windowsしかない方は仕方ないのでよく調べてからツールをダウンロードしてISOイメージを書き込んでください。ただ私がウイルスにかかったことが昔にあってトラウマなだけで、実際ネットで検索していろんな人が使っているような有名なツールとかは大丈夫だと思います。
LinuxMacが手元にある人は以下に続いてください。
用意したUSBをパソコンに差しターミナルを開いて

sudo fdisk -l 

を実行してください。するとUSBがなんという名前のパーティション名なのかがわかります。(/dev/sda や /dev/sdcなど)
パーティション名が分かったら

sudo dd if=入れたいOS.iso of=パーティション名

という形でコマンドを打って実行してください。
例えば自分の場合では

 sudo dd if = kali_linux_2018_1.iso of=/dev/sdb 

となりました。それぞれ環境に合わせて変えてください。
これでしばらく待つと完成します。

「OSのインストール」

完成させたUSBをマルチブートさせたいPCにさして電源を入れます。EFIの設定が上手くできていたらインストール画面が出てくると思います。ここから先はディストリビューションによって違うのでディストリビューションに合わせて調べてください。Ubuntuはインストールガイドが親切なのでそれに従ってれば良いと思います。ただし共通していることとして、この作業では1歩間違えば、元のOSが使えなくなってしまうので慎重にすすめてください。


雑な紹介でしたが以上の流れでマルチブートできます。linuxOSはあっても困らないしMacOSWindowsと違って無料なのでぜひ入れてみてください。
また格安PCを買ってWindowsが重すぎる人にも結構おすすめです。Linuxは基本的にどれも軽いOSなので普通に動きます。自分も今3万で買ったノートパソコンをメインで使っていますが6万並みの快適さはあると思っています笑 ぜひ1度使ってみてください。